大悲庵のブログ

高野山真言宗大師教会

高野山大学 伝授 公開講座2年目第五会

安祥寺流伝授のため、高野山大学へ。節約の為、前泊なしで朝静岡から高野山へ向かう為、毎回1日目の講義はともすると眠気が襲ってきます。今回は金剛界の途中から。「中院流の加行では(金剛界曼荼羅の)ここは拝まないから」との佐藤先生(大阿様)の言葉を伺いながら、四度加行の次第は略されているんだな、と実感し新しい印が続きます。今回も盛りだくさんの内容で必死です。
2日目の午後は寒かったですね。高野山山内に住んでいた頃は10月にはこたつをだしていたことを思い出しました。

高野山大学の窓から




 

2024年10月西山寺薬師護摩/阿字観体験会

静岡西山寺薬師護摩でした。事情で8日の縁日ではなく前倒しの日曜日開催となりました。珍しい白い彼岸花を信徒さんがお持ちくださいました。畑で採れたオクラとししとうをお持ちくださった檀家さん、いつもありがとうございます。
今回、来月の本山の阿字観講師出仕の前ということで阿字観体験会をさせて頂きました。気を遣ってくださったのかお護摩から残って下さり、ありがたかったです。上は90代まで人生の大先輩のみなさまに阿息観をコンパクトに体験していただくことが出来ました。正観の間、鳥の鳴き声が遠くに聞こえ静岡西山寺は瞑想に本当に適した場所だと改めて感じ、「なんだかすっきりした」とお声がけいただいたことは心から嬉しかったです。




秋恒例の仏器磨き

なかなか手つかずになっていた仏器磨き。やはり磨くと心もスッキリします。10月からは遠方での伝授、研修会、四国遍路、高野山駐在と11月まで続きます。布教法話と阿字観の準備に追われる毎日です。もちろん法務も全力。f:id:daihian:20241002212735j:image

澄禅流悉曇第2会

東京別院にて児玉先生の澄禅流講習第2会でした。前回の摩多体文を添削してくださるとのことで、間近になって必死で書いて持っていきました。以前仁和寺さんで開催された児玉先生の悉曇伝授の際のDVDをお借りすることが出来たので、 筆の入れ方とか何度も何度も見返し、とても参考になりました。こんなに日数を集中して悉曇摩多体文を書いたことがなかったのですが、きっと慈雲流にも良い影響になる、と確信。
f:id:daihian:20241002211823j:image

200枚以上練習




 

須磨寺で伝授

真言宗十八本山のひとつである須磨寺に初めて伺いました。『尊勝仏頂法』、『薬師如来法』伝授でした。今更ながら「振鈴」10回の意義であったり勉強になりました。伝によってこの印は向きが違うんだな、などあっという間の一日でした。
f:id:daihian:20241002210159j:image

新長田駅には実物大鉄人28号



歌舞伎座で法話を拝聴

歌舞伎座で秀山祭九月大歌舞伎「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」、法話付きプランにて観劇してまいりました。この日は高野山教学部長である先生のご法話がお目当てでした。観劇前、法話会場に向かうエレベーターに途中階で桐生教学部長様が乗っていらっしゃり、ハプニングに緊張してきちんとしたご挨拶もできませんでした・・
高野山以外の場所での一般の方向けのご法話ということで、他宗の方への配慮やお大師様の教え・真言宗の教えを伝えるマイルドさをはじめ、お話の仕方、表情など凄いなぁ、凄いなぁ、と溜息ばかり。勉強させていただきました。自分に何を還流できるのだろうか、自分ならでは、とは何なのだろうか。

当方が高野山での本山布教に駐在した際、夕方、食堂を覗いたところ男性ばかりだったので、夕食時間をずらそうと引っ込んだ一瞬を見逃さず、なんと桐生先生は当方の駐在部屋まで食事を自らお持ちくださった御方です。予想もできない出来事に恐縮しきりオロオロするばかりでした。当方なんぞにまでお気遣い下さり、生のお大師様を見た!!と、その時思いました。その時にお持ちくださったペットボトルのお茶は当方の教会にいまだお供えしております。
f:id:daihian:20240916191322j:image
f:id:daihian:20240916192805j:image