大悲庵のブログ

高野山真言宗大師教会

慈雲流悉曇講習令和7年度第6会

慈雲流悉曇講習令和7年度の最終回でした。十八章草紙も後半第八章に入りました。梵字のバランスを取るのに苦労しています。添削指導を仰ぎに書いてお持ちしましたら、「もう十八章後半に入っている人には、よっぽどの間違いでなければ細かくは指導しないよ」と先生が仰られ、逆に背筋が伸びました。これまでたくさんの指導を頂いてきたのですから実践するのみ。とはいえ一朝一夕で上達するわけもなく、練習あるのみなのですよね・・
今回『実用梵書帖』の販売があり、購入させていただきました。とってもわかりやすいです。
4月から令和八年度の講習が始まります。新規の方も一からご指導くださいますので、受講の方が増えますように!

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高野山のお雛様/伝授第三会

高野山で中院流伝授第三会でした。2月の観光客が少ない時期なので、ご迷惑も少ないかと師僧の寺の法類である蓮華定院様に宿泊させていただきました。今、当方が高野山真言宗教師資格を持つのは前官様のおかげであり、感謝してもしても、しきれないのです。
雛祭りが近いことからお雛様が飾ってありました。こんなに立派なお雛様を近くで見るのは初めてです。
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声明仁和寺講習第二会

京都仁和寺で理趣三昧の声明講習第二会でした。本来は1月の予定だったのですが、前泊迄していたものの「大雪警報」発令で中止となってしまい、本日改めての第二会です。発表になった振替の追加伝授日がなんと醍醐寺さんの声明伝授と被ってます・・同じ血脈の系統なのに何ということでしょう(T_T)一番受けたかった「理趣経の実習」なのに無念。

翔け出せ!神馬の京都吉祥めぐり

伝授前日の移動日に「京都吉祥めぐり」企画で神社をまわりました。JR東海さん主催の宝さがし謎解きゲーム。京都市内の粟田神社、高台寺天満宮、豊国神社、藤森神社を巡って謎解きし、商品を頂けるというもの。謎解きはなかなか捻った問題で楽しかったです。京都駅で商品のポーチをいただきました♪
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2026年2月静岡西山寺星まつり

静岡西山寺の毎月8日は薬師護摩ですが、今年は星供養のお護摩を修法とのことで、助法にまいりました。星供養(星まつり)は毎年順に巡ってくる吉凶を司る諸星をおまつりして開運厄徐をお祈りするもの。
日曜日ということもあり、いつもの薬師護摩より多くの方にいらしていただきました。
西山寺では先代住職からの慣例で元旦に星供養を行っておりますが、本来は節分(立春の前日)に行う真言宗の行事です。元旦の星供養護摩に参加できない方にご参加いただけるようにと、本年は2月の薬師護摩の日に星供養を行ってみたというわけです。好評でしたら慣例になっていくのかな、と思います。
静岡への移動は御殿場で雪が降り、帰りは東名・新東名が積雪で通行止め、となかなか大変な日となりました。
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火葬式で思うこと

菩提寺を持たない方の火葬式のご依頼が続くことがありました。不安になってくるのです。「施主様たちは葬儀社さんから"火葬式"がどんなものか、本当にきちんと説明されているのかな?」よくわからないまま火葬式にしてしまい、現場で「え?これだけ?」と感じているのではないか、と。火葬式の前に別の場所で棺にお花を入れたりのお別れの対面を1時間半行ってから、火葬場に移動して火葬式だったりするパターンもあり、本当にちゃんと説明しているのかな?とますます思うのです。その会場費と時間があれば一日葬が出来るのでは、と思ってしまうのです。

火葬式は火葬場によって形態は変わってきます。
1.前室(半個室)で葬儀読経、その後、炉前に移動して棺を火炉に入れる
2.棺を火炉に入れて着火後、炉の扉前で葬儀読経
いずれにしても、正味5分ほどで施行するようにと、されています。
1の場合はまだご家族のみの空間な分、よいのかもしれません。2の場合、すぐ隣で別の方の炉前読経が被る場合があります。中には後からいらした僧侶の方が鳴り物(柝たく・・拍子木)をこれでもかとカンカンと強く叩いて大音量で読経し始める場合もあります。僧侶同士の闘いだと思っているのかと思うほど、そこに気遣いは感じません。そんな中(自分の場合は)、位牌開眼、臨終の大事、授戒、読経と精一杯のことをするわけです。早口と思われても仕方がありません。限られた条件の中で故人様に精一杯を尽くします。先輩からその心を教わりました。

更に不安に思ったのは、最近聞いたお話です。葬儀社さんから葬家様に火葬式の僧侶へのお布施が15万円と提示され、そのうち12.5万が葬儀社さんへの紹介料(リベート)だったという話です。内訳を知らない葬家様はたったこれだけで15万、と僧侶を恨めしく思うかもしれないですよね。ため息しか出てきません。

※ごく一部の火葬場では火葬式でも20分近く時間が取れることもあります

佐藤隆彦先生 高野山大学 最終講義

佐藤隆彦先生の最終講義に高野山大学まで行って参りました。
先生は当方の大学院修士論文の担当教授であられました。大学・大学院や阿字観指導者養成講座での講義、また安祥寺流伝授(善通寺高野山)なども受講させていただいてきました。いつでも楽しそうに授業をしておられました。とても優しい先生で、在学中、当方に問題が起こった際に唯一親身になって下さり、当時のことは、今でも感謝してもしきれないのです。だからこそ、これからも一生懸命勉強せねば、とも思うのです。

講義の題目は「事相の魅力と課題」
「仏教とは一言でいうと何なのか」から始まり、テーマの事相についてのお話。今、当方は一流伝授を受けておりますが、まさにこのテーマそのものであり、あっという間の90分の講義でした。
茶道の方には怒られるかもしれないとの前提で『茶の湯事相』という言葉を述べられ、作法のみにとらわれるのではなく(散杖の振り方ばかり知ろうとせず)、本当のお茶の美味しさを知ることが大事、とのお話にハッとさせられます。佐藤先生が学ばれた大徳の先生方とのエピソードを伺い、先生が大学の講義や伝授で大切にされてきたこと、そしてそのルーツがほんの少しだけわかった気が致しました。佐藤先生はいつでも「お茶が美味しい」と楽しく授業をなさっておられたんだなぁ。本当に素晴らしい講義で行ってよかったです。そして、ありがとうございました。f:id:daihian:20260123002848j:image